思い出をしまった場所

ハッピーエンドを思い描いています

深くて寒い

夏が終わって、日差しや通り抜ける風が心地よく感じる季節が終わり、

肌寒く心をざわつかせる深い秋がやって来た。

 

「もう少し此処に居てよ」

願っても叶えてはくれない。

 

好きな人の腕に抱かれて眠りたい。

肌寒さは、好きな人の体温を求めさせる。

ただ触れていたい。

脈の音と寝息と温もり。